昨日は第4回期日の傍聴に行ってきました。
ものすごーく寒かったせいか、学生が試験前であっぷあっぷなせいか、傍聴人の集まりがあんまり良くなかったです。
私も当てましたが、ほとんどの人が傍聴できたみたいだし。
(今までは毎回約3倍だった・・・。)
最初は盛り上がってたけど、だんだん尻すぼまりに、ってならないといいなぁとちょい心配です。
法廷は第3回期日の緊迫した遣り取りと比べるとずいぶん「しめやか(by八尋弁護士)」に行われました。
今回も原告の方の意見陳述が行われ、薬害肝炎によって「穏やかな日々」を奪われた苦しみ(の一端)を伺うことができました。
一見すると元気そうに見えるけれど、完治の見込みなく、何をするにもセーブしなければならず、将来的には癌になるかもしれないという恐れを抱えて日々を過ごすのは、私が想像する以上に辛いことなのだろうと思います。
意見陳述を予定していた原告の方の一人は肝臓の数値が悪いため、法廷に足を運ぶことができなかったそうです。
そのことからも、どんなに元気そうに見えてもウィルスは確実に原告の方の身体を蝕んでいるのだと、改めて気付かされました。
(今日欠席された方の意見陳述は次回に行う予定とのこと。)
前回の裁判では、開廷直後のテレビ撮影の間は法廷に入ってこなかった被告国代理人も、今回はテレビカメラの前に座っていました。
が、それにしても被告製薬会社の代理人にしろ、国の代理人にしろ、感じ悪いにも程があるんじゃ?と。
肘は着くは、ぼそぼそとしゃべるは・・・。
見てて本当に嫌になります。
てか、質問に対して「頑張ってはいるんですが、わかりません」とか「頑張ってはいるんですが(その書類は)まだ見つかりません」とかって・・・。
子供の言い訳かい!!
(てかイマドキ小学生でも頑張ったのが言い訳になるとは思わないんじゃ・・・。)
5月の次々回公判から証拠調べ(いわゆる証人尋問など)に入るのに、被告製薬会社は全く準備を整えるそぶりもないのだとか。
(この人も「頑張りますが、おそらく間に合いませんね」とか言ってたし・・・。)
それに対して裁判長は「(間に合うにしろ間に合わないにしろ)5月からは暫定的に証拠調べに入っていきましょう」ときっぱり。
病気は日一日と原告の方の身体を蝕んでいくのだし、裁判を迅速に進めることは原告への最低限の心遣いだと思います。
ちょっと裁判長やるなぁ・・・と、にんまりしてしまいました。
今回弁護団が主張したのは(夕方のニュースでも流れてたけど)旧ミドリ十字が他社の製剤で臨床試験を行って62年フィブリノゲン承認申請を行っていた、ということでした。
「”替え玉”だ!」と言ってたけどホント言い得て妙だな、と。
いくら戦後すぐのことだからっていっても、そんな杜撰なやり方で薬が作られ認められてるんだとしたら、うかうか病院にも行けないっちゅうの。
被告製薬会社の代理人は黙っちゃってたし、国の代理人は「知りませんでした」で押し通す模様。
知らんで済むか!というのは常識で考えればわかるんじゃ・・・と。
法律家志望ながら、なんというか法廷は不思議な場所だな、と思います。
もう少し常識が常識として通じる場所になることを願います。
もちろん法律は厳格に適応すべきだけどさ。
ハンセン国賠で原告勝訴になったように、この裁判も「当然のもととして」原告勝訴となることを願います。
昨日は裁判→(弁護士会館で)記者会見の後、学生による模擬裁判が行われました。
昨年末から学生がずっと準備してきてのお披露目でした。(私もちょろっと参加しました。)
内容は今回までの原告被告の主張を主張をわかりやすく噛み砕いて見せる、というものでした。
(争点は、フィブリノゲンの有効性・危険性と原告の損害、に絞られてました。)
模擬裁判自体は、被告国と製薬会社の証人に弁護士さんが扮して怪演を見せたりと、笑いの要素もありつつ、なかなかよくできてたのではないかと思います。
でも、それ以上に、一番揺さぶられたのは、原告本人尋問に実際に本人が出演して答えるシーンでした。
もちろん、模擬裁判としてのシナリオは存在していて、それに沿って進めていたにもかかわらず、聞いていてとても辛かったです。
被告代理人役をしていた子達は、小林さんを見ないように見ないようにして進めたけど、それでもすごく罪悪感を感じたし、泣いてしまった、と後で話してる程でした。
何の罪もないところで病気にさせられた苦しみや悔しさを御本人から伺うとものすごい衝撃があります。
やっぱりその力は本人だけのものなんだな、と思いました。
決して思いや苦しみを完全には共有できなくて、でもだからこそ少しでも共有して、支援の輪を広げていかないと、と。
まだご存じない人は、一度裁判所に足を運ばれてください。
福岡では次回3月17日にも原告3名の方の意見陳述が予定されています。
薬害肝炎の被害者は全国に少なくとも一万人以上いるとされています。
1970年代から80年代にかけて、出産をされたかたなどに感染の危険が高いそうです。
詳細は右にリンクを張っている古賀弁護士のサイトなどでどうぞ。
九州以外の全国の裁判の進行もわかりますよ。
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