屋久島(帰ってきました)
短いようで長い、長いようで短い3泊4日を終えて、鹿児島に戻ってきました。
ってその翌日から早速講義が始まって死んでます。
世間は3連休だったのにぃ・・・。
いいんです、自分で手を挙げたんだから。
でも、来年の本番もこの時期らしいので、嫌がる院生も出るだろうなぁ。
遅くなりましたが、屋久島雑感。
一言で言うと「楽しかった」し、「ものすごく為になった」という感じです。
今回の法律相談は屋久町の2会場で、土日の2日間行われました。
朝10時から夕方16時まで。
1件45分。(15分は学生の指導で計1時間。)
原則予約制。
但し、予約状況に空きがある場合は当日飛び入りでも受け付け。
弁護士の先生は固定でしたが、学生は1日目と2日目で会場を交替。
広報に関しては屋久町に協力をお願いして、ビラを配布してもらったり、町内放送で流してもらったり。
会場も屋久町から借りてはいたけれど、実際の運営には屋久町の方はノータッチでした。
これは、小さい町なので法律相談に行ったこと自体を知られるのが嫌な人が多いのではないか、という配慮からだそうです。
放送の効果が絶大だったのか、予定は未定という罠にはまることになりました(^_^;)
私が担当していた会場では、時間をオーバーすることもなく、予約がいっぱいになった後の飛び入りの方も、ちょうど前の方が早く帰った後だったので、空き時間に受け付けることができたけど。
ただ、もう一方の会場では、2日目は朝から何人も飛び入りの方が来て、予約がいっぱいになってしまい。
そのため、昼休みも早々に相談時間を組み込んだり、16時終了の予定をもう1件増やして17時まで受け付けたり、とてんてこ舞いだった模様。
とはいえ、学生の勉強の場でもある会場に足を運んでくださった相談者の方には感謝です。
協力してくださった屋久町にも感謝です。
法律相談当日は、事前に予約表に記入してもらって(飛び入りの人にもその場で書いてもらって)それを元に相談を受けます。
弁護士の先生によってスタイルが違いますが、どの先生もまず自己紹介をしてました。
学生が同席しているので、この法律相談が鹿児島大学法科大学院が学習の一環として主催するものであることも述べ。
最後に教員と学生の守秘義務の説明をして、会場内で話したことは一切外に漏れないので心配しなくて良い旨話してから相談を受け始めます。
(学生も誓約書を書かされます。当然、破ったら退学です;)
相談の事案聴取は、学生がメインで聞き取ったり、先生自身が主導したりと先生ごとにカラーがありました。
横で先生が聞き取るのを理解するのも大変だけど、自分で聞き取るのはものすごーく緊張しました(^_^;)
だって、「こいつ何もわかってないんじゃないか?」って思われるわけにはいかないし、相談者に安心してもらわないといけないわけで・・・。
(知識だけじゃダメだけど)せめて知識だけでももっと付けねば、と痛感。
携帯で更新した中には「どの相談者も割と淀みなく話される」と書いたけど、それはやっぱり出来過ぎだったみたい(笑)。
1日、2日といろいろな相談者を見ていると「何を相談したいのか、自分がどうしたいのか、自分自信はっきり掴めていない」という感じの人が少なからずいたように感じました。
(先生もそういう人の方が普通だ、と言ってたし。)
そういう場合は、時系列が前後したり、錯綜したりする話を聞いて整理するだけでなく、相談者が今取ることのできる手段を説明して、相談者がどの手段を取りたいと感じるのか、どの手段なら実際に取れるのか、相手との遣り取りの中で読み取っていかないといけないのだなぁ、と。
「法律的にはこうするのが正しい!」というものが仮にあったとしても、人間関係や離島という地理的関係から「法的に正しい」手段を勧めるだけでは、相談者の為にはならないんですね。
仮に「裁判したら勝てますよ」って言われても、屋久島には弁護士はいないし、裁判所も簡裁までしかないわけで。
訴額が大きかったり、本人訴訟が難しいような事案だったら、裁判に訴えること自体が相談者にとっては負担が大きくなってしまう。
そういうのを生で感じることができただけでも、貴重な体験でした。
相談を終えて宿に戻った後は、事案報告会を行い。
各自担当した相談すべての報告書を書かなければいけないのだけど、その報告書を元に当日の夜に発表、と。
学生が相談の概要と先生が行った回答内容を話して、それに他の学生や教員が突っ込む、という形でした。
当日の発表に当たると、日中にせっせとレポートを作成しておかないといけないわけで、えらく大変でした。
相談と回答をまとめるだけでも結構勉強になるし、今まで考えもしなかった法律的なポイントが出てきたりして、結構勉強になります。
(いわゆる民事系融合問題のオンパレードで、先生達でも意見が分かれるし、学生の頭はパニックでとも言う。)
このレポートの提出が来週月曜なので、今はこれにも追われてます(-_-;)
と、勉強関係のことは、こんなもんかな。
あとは温泉入ったり(尾之間にある公衆浴場は¥300。めっちゃツルツルします!でも私は1回しか入れなかった・・・。男性陣は朝風呂にまで行ってたけど)、地元の行事をのぞいたり、役場の方と懇親会をしたり。
懇親会ではいろんな話を聞けて楽しかったです。
ご飯も焼酎も美味しかったし(笑)。
(帰ってきて調べてみると、飲ませてもらった屋久島の三岳酒造の「愛子」は今や幻の焼酎と化しているらしい・・・。)
最終日、帰りの船まではフリーだったので、ヤクスギランドに行って屋久島気分をちょっと味わい。
大きな屋久杉も見れたし、サルとも会えたし、ちょっとした観光もできて楽しかった。
来年の冬のリーガルクリニック本番だと、宿も今回のように普通の宿というわけにはいかないだろうし、温泉行ったり滝を見に行ったり、自由に過ごすことも難しそうなので、今回参加できて良かったかな。
なんというか、お得でした(笑)。
民事訴訟実務の基礎も行く前よりずっと取っつきやすくなって、少しずつわかるような気がしてきました。(気分だけ)
実務家の先生とゆっくり話す機会もなかなかないので、そういう意味でもとても得したと思ってます。
次回行くときはもっと自信を持てるように、1年間しっかり勉強することにします。
屋久島の方からは「夏がいい!」と勧められたので、そのうち夏にも行ってみたいです(^_^)
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コメント
>屋久島で法律相談
今、西南大学では弁護士の先生が過去に自身で
担当された事件をモデルにして問題を作り、
それを院生が解くというゼミをやっています。
「こういう相談を受けたとき、訴状はどう
書きますか?」とか、「この訴訟がこういう
風に進行してきました。あなたが裁判官だと
したら、どう訴訟指揮をしますか?」とかいう
ものです。この問題を解いているとき、いかに
自分が分かっていないかを認識出来ます・・・
このロールプレイでもキツイのに、実際に相談を
受けるというのは相当キツイでしょうねえ。
中途半端なことは言えませんし。
なかなか貴重な体験をしてきたのだと思います。
来年から西南大学でも法律相談みたいなものが
始まります。それまでに精進しておかないと。
今回のあね3のように充実した日々が送れると
いいなあ・・・
投稿: メビウス1 | 2005.01.15 11:43
>メビウス1サマ
その授業良いですね。
私も受けてみたいです。
民訴実務の基礎1がそれに近い気はしますが、ちょっとちがうかな・・・。
ちなみに、相談に回答するのは弁護士の先生なので、その辺は横で聞いてて私も勉強するという感じです。
(答えちゃうと法律に引っかかるので。)
でも、ヘタな聞き方はできない、という意味では緊張しました。
どの相談者の方も、柔らかく答えてくれたのでホント感謝です。
投稿: あね3 | 2005.01.17 15:24
Σ(゜д゜)帰ってきません\x82\x97
わざと長くしてませんか?
わざと長くして帰ろうか。
投稿: 酢鶏@人工無能 | 2005.01.24 08:05