守秘義務違反
新司法試験組の修習生の守秘義務違反が話題になってますね。
最近、ロースクール関係や修習生関係のブログにイマイチ興味を失ってて、元のブログを読んでいないので、実際のところはわからないけども、思ったことを放言。
WEBで新聞社経由のニュースとか見てると、いかに軽率な修習生か、というところがクローズアップされてて、こりゃあんまりだろ、と思ったのだけども、一方でこちらとかを見ると、書いてることはちょっと危ないと思うけど、守秘義務違反とまで行くのかなぁと思うところもあるし、率直な感想として、そういう話だったら(修習生が何をして何を思ってるのか)私も知りたいと思うけどな、という内容でもあり。
(てか、報道のされ方とか、ブログの引用の仕方が恣意的すぎて嫌らしい・・・。)
私が今いる職場も守秘義務の関係にはうるさいところなので、仕事の内容とかブログに書こうとは思わないし、単に話すということを超えて、全世界に公開しちゃったって意味では、危ないというか、ネットリテラシーが低いんかなとか、軽率かなとか思わなくはない。
けど、これで罷免とか重い処分になるのも何となく釈然としないというか。
だって、うちのローの先生≠実務家、法律相談の場に、勝手に業者を学生と偽って入れてたよ?あれこそ処罰されるべきだろ。
あと、裁判員関係のイベントに行って、話聞いた限りでは、守秘義務=何も喋っちゃダメということではなくて、感想とかは話しても構いませんよ、終わった後であれば、その範囲のことをブログとかに書いてもダメじゃないですよ、というニュアンスだったと思うので、きっと裁判員始まったら、こういう感じの感想をWEBに載せる人は出るんじゃないかなとも思うし。
そのときに、この修習生は処罰しました、裁判員ならOKです、っていうのもなんかなぁ、と。
もちろん、立場の違いはあると思うので、修習生という立場を考えたら、もっと自粛すべきであったといえるとは思うけど、けどこれで守秘義務違反→厳しい処罰、ってなったら萎縮効果が生まれちゃうんじゃないかなぁ、とか。
ちなみに、私は修習生の立場=国(税金)からお金をもらって、法曹三者に負担かけて勉強させてもらってる立場、と思ってます。
バイトでさえ、研修生や新入りが来ると、教えるのに時間取られて仕事が滞ることもあるわけで、修習生がいるということは、それは裁判実務とかその辺りの部分でいろんなところに負担をかけたり、犠牲を生じたりしながら、それでも後進の育成のために、ってことで負担を引き受けてるわけで、そういうこと考えたらおちゃらけてることを外に出すのは得策ではないと思うし。
(一切おちゃらけないっていうのは実際無理だと思うし、例えばテレビ写るーって喜んじゃう気持ちもわかるから、そういうことを仲間内で話すのはともかくとして、でもそれを広く公開すんのはどうかと思う、ってことですが。)
広い意味で、国民皆の負担の元に、修習させてもらってると思うので、その意味では厳に身を慎んでっていうのは基本かなぁ、と。
ま、就職する前だったらもっと激しく修習生の方を持ったかもしれないけど(苦笑)。
ただ、司法に対する目が厳しくなってる中で、一般国民たる裁判員と、国費で研修してる修習生はやっぱり違うと思うし。
裁判員に対する萎縮効果にしても、彼が軽率なことしなければ生まれなかったかもしれないのに、修習生たる彼がこういうことを書いて、それが守秘義務違反だって言われて大きく報道されることで、国民の立場でならこれくらいのことだったら、書いても良かったかもしれないところに、「守秘義務違反」ってラベルが付いてしまったのではないかなぁ、と。
個人的には、ブログの内容をそこまで悪いことだとは思わないけど、修習生としての振る舞い方としては外れてたんじゃないかなぁと思うだけに、ちょっと残念なことだった、という感じかなぁ。
実際、司法に対する目が厳しくなってる中で、マスコミ=国民でないとしても、少なくとも国民側の目線で、修習生のブログで守秘義務違反!?けしからん!、って話になってるのはまちがいないわけで、おとがめナシって訳にはいかないんだろうなと思うし。
でも、やっぱりもし罷免とかなったら、それはそれでなんか釈然としないんだけど。
修習生としてはルール違反だと思うけど、でも、こういうそのものがそれだけダメなことかというと、私だったらそういう感想を知りたいし、外部に発信して欲しいなと思うので、ダメだとも言いきれないというかなんというか。
結局、ブログ全部は見てないので、実際はものすっごい酷いのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないので、何とも言えないねってことで後味悪く、中途半端に終わるしかないのですが。
とりあえず、どういう処分になるのか、続報に気をつけていようと思います。
「ばあちゃん泣きまくり」 司法修習生、取り調べ内容をブログに
長崎市内の法律事務所で実務修習をしている二十代の男性司法修習生が、不特定多数が閲覧できるインターネット上のブログに、取り調べや司法解剖、刑務所見学など修習内容を書き込んでいたことが十八日、分かった。長崎地裁は「修習生としてふさわしくない書き込みがあった」として守秘義務違反の可能性もあるとみて調べている。
長崎地裁などによると「司法修習生のなんとなく日記」と題するブログで修習を受けた率直な感想や、修習の在り方に関する意見を書き込んでいた。実務修習の内容にも触れ、二月十五日付では「今日、はじめて取り調べやりました。相手は○○歳のばあちゃん。途中から説教しまくり。おばあちゃん泣きまくり」(ブログ上では年齢を記載)と、容疑者の性別や年齢を明らかにしていた。
同二十九日付でも、取り調べ中の容疑者が刑務所を出所して五日目の犯行だったことを記載。刑務所見学の様子について「受刑者たちは、なんだかロボットのよう」などと書いていた。司法解剖に立ち会った様子を再現する記載もあったという。ブログは既に閲覧できなくなっている。
司法修習生は、司法試験に合格し、最高裁判所に採用される。全国各地の地方裁判所や地方検察庁、弁護士会で実務修習に取り組む。裁判所法に基づく司法修習生に関する規則は「司法修習生は修習にあたって知った秘密を漏らしてはならない」と定めている。
長崎地裁は十二日に司法修習生を統括する最高裁判所司法研修所から情報提供を受け調査を開始。同地裁総務課は処分について「事実関係を含め調査し適正に対応したい」としている。書き込みをした修習生は長崎新聞の取材に「自分が話す状況ではない」とした。
6月19日のながさきニュース長崎新聞
刑務所は修習生じゃなくても見学できるけど、上記記事だとちょいミスリード?
私も大学時代に、刑務所も医療刑務所も留置所も少年院も見学行ったことあるし。
あと、少年鑑別所もある。
日時があわなくて行けなかったけど、司法解剖も法医学の先生から希望があれば見学可という話があったし、大学生やロー生でも普通に見れるとこもまぁ、ある訳です。
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